ボーイズラブが前提の長編小説です。主人公は高校生。ある日、不思議な少年に出会ったことから、怪奇な事件に巻き込まれていく。惹かれ合う2人だったが…?!
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プロフィール

あまふりあおの

Author:あまふりあおの
あまふり・あおの

普段は絵描きをしている腐女子な主婦。無事出産で、現在一児の母。
たまりにたまった萌えをはきだすために、BL小説街道爆進中です。
長編ですので、ちょっと読むのは大変とは思うのですが、感想等いただけると非常にうれしいです。
もともと絵描きだから、たまには絵もアップ♪




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Welcome to 雨振舘 !!
お話のタイトルは「DARK HALF」です。中学生でも読んでも大丈夫!ですが、ちょこっとそういう描写もありますので注意です!(指定するほどじゃないので…)
管理人の日記はリンクから”雨振舘つれづれ日記”へどうぞ。お話についてもつぶやいてます。
拍手、コメント、メール大歓迎です!感想ぜひぜひクダサイ!
著作権放棄してないですよ。無断使用、転載等やめてくださいね。

☆管理人とはこんな奴
☆日記はこちら
☆登場人物紹介へ
☆あらすじへ


〜アンケートご協力ありがとうございました!結果発表をお楽しみにvv〜 ☆☆こんなのあったので作成してみました。はじめからこういうアンケート作成してればよかったかも…。
人物アンケート気が向いたらやってみてください…。
DARK HALF第14話・9 
2008/05/04 /20:42
「俺が幻妖の気を反らせるのはほんの数秒だからな。その間でなんとかしろよ」
「充分です」
 その言葉を聞くが早いか、高杉は力を振り絞って立ち上がると、右手を頭上に振り上げる。傷口から鮮血が糸を引くように吹き出した。
「雷、火、豊…、雷光よ、伸び交われ!爆砕!!」
「…っ?!」
 手のひらから繰り出された力が正面から幻妖を襲うのとは別に、幻妖の頭上辺りから、雷光が降り注ぐ。辺りが一面真っ白になり、目が眩んだと思った瞬間、それが先の攻撃と融合して、爆音と爆風を巻き起こした。
 その隙に、入江は有為巻を自分の前に片手でひるがえすと、力をこめて叫ぶ。
「転変!!」
 ごう、とうなり声を上げるように、入江の周りから風が巻き起こる。それがまるで波紋のように広がると、辺り構わずめちゃくちゃに吹き荒れた。
「なんだと…?!」
 高杉が起こした爆音でひるんだ隙に起こった出来事に幻妖が目を見開く。風が吹き荒れ、そのまま充満していた自分の力を吹き飛ばしていくことに心底驚いた。
「…ほんとに、やったな…」
 身体が軽くなっていく感覚に、高杉も思わずつぶやく。こんなことをできる人間がいるとは正直驚きだった。
 久坂の状態を確認する。苦しそうな様子は変わらないが、まだ無事だった。
「貴様、人間のくせに…余計なことを!」
「!!」
 高杉が久坂に気を取られている隙に、幻妖が素早く入江の目の前に立っていた。肩で大きく息をついて動けない入江を見下ろす。そのまま力を込めた右手を振り上げた。それを止めようと高杉が身を翻した瞬間、別の方向から、矢のような早さで何かが幻妖と入江の間に打ち込まれた。
「五石結界!!」
「っ…!!」
 振り下ろした幻妖の力が、目の前ではじき返される。声の主を睨みつけようとした幻妖の視界に、新たな影が飛び込んできた。
「縛!!」
 先程地面に打ち込まれた五つのものから光がほとばしると、幻妖を包み込む。不意をつかれて、幻妖の動きが止まった。
「栄太、そのまま押さえとけよ!!」
 高杉が自らの両手に力を集中させる。一瞬だけ目を閉じて、口の中で素早く術を詠唱する。
「いつかのお返しだっ!!爆砕っ!!」
 力を放ったのと、幻妖が栄太の縛りを力づくで解いてその力を避けようと動いたのはほぼ同時だった。辺りに爆音が響く。
「くそ…っ」
 土煙の中から、幻妖の鋭い瞳が現れる。右肩を押さえた幻妖が忌々しそうにうめいた。力がぶつかる直前に縛りを逃れたため、衝撃は軽減されていたが、幻妖の右肩の付け根の辺りからは何かが焦げたような匂いと、血があふれ出している。
「ちっ…。吹き飛ばすまではいかなかったか」
 右腕が健在なのを見て、高杉が舌打ちした。
「は…、なるほど、お前の狙いはこの腕か。…意趣返し、というわけか」
「ほんとはぶち殺したいけど、お前に聞きたいことがあるから生かしてやってんだ、ありがたく思えっ!」
「ほう…。あいかわらず小生意気に威勢がいいな。恩着せがましくよくもそんなことが言えるものだ。まあよい。聞いてやろう。貴様の聞きたいこととはなんだ?」
 幻妖はこんな状況にもかかわらず余裕の笑みさえ浮かべて、高杉を、そして後ろで入江をかばいながら身構える栄太を順々に見やった。

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