ボーイズラブが前提の長編小説です。主人公は高校生。ある日、不思議な少年に出会ったことから、怪奇な事件に巻き込まれていく。惹かれ合う2人だったが…?!
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プロフィール

あまふりあおの

Author:あまふりあおの
あまふり・あおの

普段は絵描きをしている腐女子な主婦。無事出産で、現在一児の母。
たまりにたまった萌えをはきだすために、BL小説街道爆進中です。
長編ですので、ちょっと読むのは大変とは思うのですが、感想等いただけると非常にうれしいです。
もともと絵描きだから、たまには絵もアップ♪




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Welcome to 雨振舘 !!
お話のタイトルは「DARK HALF」です。中学生でも読んでも大丈夫!ですが、ちょこっとそういう描写もありますので注意です!(指定するほどじゃないので…)
管理人の日記はリンクから”雨振舘つれづれ日記”へどうぞ。お話についてもつぶやいてます。
拍手、コメント、メール大歓迎です!感想ぜひぜひクダサイ!
著作権放棄してないですよ。無断使用、転載等やめてくださいね。

☆管理人とはこんな奴
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〜アンケートご協力ありがとうございました!結果発表をお楽しみにvv〜 ☆☆こんなのあったので作成してみました。はじめからこういうアンケート作成してればよかったかも…。
人物アンケート気が向いたらやってみてください…。
DARK HALF第14話・11 
2008/05/14 /18:14
「ぐっ!!」
「高杉!!」
 あまりに突然の事に、防御の姿勢を取ることが精一杯だった。そのままはじき飛ばされる。
「大丈夫かよ?!」
 栄太が駆けつける。
「ちょっと…まともにくらったな。あれが“黒い力”か?!」
「あれが…確かに、学校の屋上に現れた奴と同じだな」
 栄太は無意識に自分の脇腹に手を当てた。秋に屋上で襲ってきた黒いあやかしと戦った時えぐられた箇所だった。
 黒い霧のようにうずまくその力の中心に、人影が見える。
 2人は同時に息を飲んだ。
「そんな、まさか…」
 高杉がふらりと立ち上がる。その正体をしっかり確かめようと、一歩前に踏み出した。もう一歩近づこうとした時、中心にいた人物が目を開いた。
 まっすぐに高杉を見つめる。
 その瞳の色は炎の色をしていた。
「久坂!!」
 そこには、表情もなく久坂が立っていた。身体を覆っていた黒い霧がだんだんとその身体の中へ吸収されていく。
「なるほど、このくらいの覚醒では黒い力もその程度ということか?それとも、やはり人間に転生した影響か…?いずれにしても、中途半端だが仕方ないな。…おい、黒い力について知りたいなら直接本人に聞くがいい。答えられたら、だけどな」
「どういうことだ?!あれはお前のしわざか?何をしたんだよっ!!」
「オレがしたのは、あれ本来の力を取り戻すように仕掛けをつくってやっただけだ。人間の殻をすてて、あれは本来のあやかしに戻るのさ」
 そういうと幻妖の姿はあっという間に暗闇の中へかき消された。
「ま、待てっ!」
 栄太はくやしそうに幻妖の消えた空を睨む。そしてすぐに久坂へと向き直った。
「どういうことなんだ?!あの力は久坂のものだとでもいうのかよ?!」
「………」
 高杉は声を出すこともできず、久坂を見つめた。
 間違いなく、今自分を攻撃した力は目の前にいるこの久坂から発せられたものだった。
 幻妖を取り逃がしてしまった以上、どうして久坂がこんな状態になっているのかわからない。先程の幻妖の言い方では、久坂に何かをしたことは確かだ。
 確かめなければ、何もわからない。
 そう考えて、高杉は地面を蹴った。
 身構えることもなくぼんやりと立っている久坂に向かって力を放つ。まずは黒い力をなんとかしないといけないと思った。
「縛!!」
 高杉の手から水が迸る。水は久坂へと伸びた。それが久坂の周りを取り囲もうとした時、久坂がふっと右手をあげた。
 無言のまま自分の方へ伸びてきた水を掴む。
「な…っ!!」
 高杉が驚きの声をあげる。
 高杉が放った力が、目の前で消滅していた。久坂は先程まで水を掴んでいた手を軽くふった。
「相殺した…?片手で…?」
 予想外のことに動くこともできないでいる高杉に、ゆっくりと久坂が顔を向けた。
「誰だ…?お前は…?」
「久坂!」
「…さっきからずっと呼ばれているような気がするが…。それが、俺の名だとでも…?」
 理解できない、というように久坂が眉をよせる。そして、辺りを見回した。
「ここは…人間の匂いが充満しているな。相当数の人間がいるようだ。狩るにはちょうどいい場所かも知れないな」
 驚いて目を見張る高杉を尻目に、久坂が自らの手を川向こうの町並みへと向けた。
「…っ!止めろ!!」
 栄太が叫んで久坂の身体に体当たりをするのと、久坂の手から力が発せられるのは同時だった。

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