ボーイズラブが前提の長編小説です。主人公は高校生。ある日、不思議な少年に出会ったことから、怪奇な事件に巻き込まれていく。惹かれ合う2人だったが…?!
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あまふりあおの

Author:あまふりあおの
あまふり・あおの

普段は絵描きをしている腐女子な主婦。無事出産で、現在一児の母。
たまりにたまった萌えをはきだすために、BL小説街道爆進中です。
長編ですので、ちょっと読むのは大変とは思うのですが、感想等いただけると非常にうれしいです。
もともと絵描きだから、たまには絵もアップ♪




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Welcome to 雨振舘 !!
お話のタイトルは「DARK HALF」です。中学生でも読んでも大丈夫!ですが、ちょこっとそういう描写もありますので注意です!(指定するほどじゃないので…)
管理人の日記はリンクから”雨振舘つれづれ日記”へどうぞ。お話についてもつぶやいてます。
拍手、コメント、メール大歓迎です!感想ぜひぜひクダサイ!
著作権放棄してないですよ。無断使用、転載等やめてくださいね。

☆管理人とはこんな奴
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〜アンケートご協力ありがとうございました!結果発表をお楽しみにvv〜 ☆☆こんなのあったので作成してみました。はじめからこういうアンケート作成してればよかったかも…。
人物アンケート気が向いたらやってみてください…。
10000hits御礼動画!! 
2008/07/02 /20:53
この間告知したのですが、めでたくこのブログも10000hitsを記録することとなりました!
常連の方、そして新しく来てくださった方、ありがとうございます!!

一応キリ番のお知らせはほんっっとにぎりぎりにやったのですが(あと5,6とかくらい間近…)、申告がなかったので、次は11111ですね!って、そこまでこのブログあるのかな〜??謎ですが…。

そこで、せっかくの記念ですので、こんなものを用意してみました。
まあ、ちょっとでも楽しんで頂ければ幸いです…。

ついでに人物アンケートもやっていただければうれしいな!だって、この間のと本当に結果が違って、結果発表がおもしろくなりそうなんですよ♪

それでは、以下をクリックして動画再生!!(時間帯、環境等によってはちゃんと見ることができないかも…??)

BL恋愛ゲーム「Kiss Me My Prince!」Play画面風

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DARK HALF第16話・4 
2008/07/01 /19:53
しかし同時に、高杉に対して罪悪感もわき上がってくる。
 高杉もこうして話をしたいのかもしれない。自分さえ思い出すことができればきっと2人の思い出は語りきれないほどあるのだろう。
 しかし実際は自分は何も思い出すことができなくて、高杉と過去の話をできることもない。
 初めはそれでも今の自分が新しく関係を築いていけばいいと思っていたが、自分を取り巻く状況や、どうやら過去の自分が関係していそうなこの身の内にある“黒い力”のことを考えると、やはり忘れたままでいることはいけないのではないかと思っている。
 
 何かきっかけがあればいいのだろうか。
 
 そう考えてみるが、それもよくわからない。入江とのことを思い出したのは、自分が思い出す前に身体が…自分の中の力が教えてくれていたような気がする。高杉に対してそれがなかったのかといえばそうでもない。この力が初めに覚醒したのは、自分の内から突き上げてくるような衝動だった。“高杉から力をもらえば、一緒に戦うことができる”と、自然とそんな気持ちがわき上がった。しかし、それとともに記憶が蘇ることはなかった。
 だったらどうすればいいのか。
 ちゃんと思い出せるのか、自信が持てない。
 そこまで考えてまた久坂はため息をもらした。

 そうこうしているうちに国語研究室に着く。運んできた荷物を指示された所に置いてから奧の入江の机へと向かうと、入江がお茶を入れて待っていた。
「ありがとう。助かりました」
「俺、先生専属のお手伝いになってもいいよ」
「はは、じゃあまた何かあったら遠慮無く声をかけさせてもらうよ」
 久坂は勧められた椅子に腰掛けると、両手で湯飲みを包むように持った。温かくて、落ち着く。久坂が黙ったままでいると、それにつきあうように入江も何も言わずにお茶をすすっている。
 久坂は本日何度目になるかわからないため息を大きくついた。
「…なんで俺、高杉のこと覚えてないんだろう…」
 つぶやくように口にしてみる。入江から答えが欲しかったわけではないが、こんなことを話せるのも入江しかいないような気がしていた。
「俺、このままじゃいけないって思ってるんです。高杉のことだけじゃなくて、何か…重要なことを忘れている気がして…。それを思い出さないと、このままだと、みんなを傷つけてしまうような気がして…」
 久坂はそこでいったん言葉を切った。そして、黙って見つめている入江と目を合わせると、一呼吸置いてから続けた。
「怖いんです。俺、すごく」
 そしてまた目をふせた。湯飲みを持つ両手がわずかに震えている。
「記憶って、何から何まで全部覚えてるって事はなかなかないと思いますよ」
「え?」
 久坂が顔をあげる。
「人間の記憶って案外曖昧なもので…。覚えていたと思っても間違っていたり、自分がそうであって欲しいと思った事に記憶がいつの間にかすり替わっていたり…。僕も前世のことを覚えていますけど、“そうであった”ということは覚えているけど、その時に何を考えて、どのように行動したかとか、そういった詳細はすべて覚えているわけじゃないんです。記憶が自分の意識の引き出しから引き出されるのは、それを引き出さなきゃならないような、何かきっかけがあって、それをたぐり寄せるようにいろいろと思い出していくものではないかと僕は思ってます。ましてや、前世だとか、今の自分が生まれる前の出来事なんてしっかり覚えていろと言うのはなかなか難しいものだと思います」
 もちろん、そうじゃない人もいるかもしれないけど、と付け加えて入江が微笑んだ。
「久坂くんが思い出せなくて怖い、というのもわかります。でも、大事なのはあせってどこかで自分の記憶をねつ造してしまわないようにする事なんじゃないかな。“こうであってほしい”とか、“こうじゃなかったかな”とかそういった事を自分の頭の中で想像すればするほど、ねつ造は起こりやすくなってくるものです。疑心暗鬼になったりね。高杉くんとの事だってそうですよ。思い出す努力をするのはもちろんですけど、それよりも今の自分の気持ちとか、過去にもそう感じたんじゃないかっていう自分の感覚を大事にすることじゃないかな」
「うん…」
 自信がなさそうな久坂の肩を入江がやさしく叩いた。

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DARK HALF第16話 * Trackback(0) * Comment(2) * Page top↑




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